問:如来蔵はどのようにして根塵の触れ合いを知るのですか?
答:根とは、外五根であれ内五根であれ、あるいは意根であれ、すべて如来蔵自らが顕現させたものであり、如来蔵は常に縁り、執持しています。したがって五根の概要的な情報は如来蔵がすべて知っており、意根の運行状況も如来蔵は知っています。
塵とは、外六塵であれ内六塵であれ、すべて如来蔵が顕現させたものです。外六塵は実質的な色法に属し、如来蔵は刹那ごとに縁っており、そのすべての変化を如来蔵は知っています。内六塵は如来蔵自らが勝義根に伝達するもので、内六塵とは刹那も分離することができません。したがって内六塵がどこに伝達されるか、如来蔵は必ず知っており、勝義根以外の場所に伝達されることはありません。
このように、内六根については如来蔵が縁り触れ知り、内六塵についても如来蔵が縁り触れ知ります。根塵の触れ合うところにおいて、当然如来蔵も縁り触れ知るのです。これは何ら難しいことではありません。さらに意根の作意と決定に基づき、如来蔵は六識を生じさせます。六識は勝義根において内六塵に触れ、六塵法を了別することができるのです。
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