衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年05月26日    土曜日     第3開示 合計545開示

如来蔵は如何にして根塵触を知るのでしょうか

問:如来蔵はどのようにして根塵の接触を知るのですか。

答:根、すなわち外五根であれ内五根であれ、また意根であれ、これらはすべて如来蔵自らが顕現したものであり、如来蔵は常に縁り執持しております。ゆえに五根の大略な情報は如来蔵が悉く知り、意根の運行状況も如来蔵が知っております。

塵、すなわち外六塵であれ内六塵であれ、これらは如来蔵が顕現したものです。外六塵は実質的な色法に属し、如来蔵は刹那も縁を離さず、その全ての変化を知っております。内六塵は如来蔵自らが勝義根に伝達するもので、内六塵とは須臾も分離いたしません。したがって内六塵がどこに伝達されるか、如来蔵は必ず知っており、勝義根以外の場所に伝達されることはありません。

このように、内六根については如来蔵が縁り触れ知り、内六塵についても如来蔵が縁り触れ知ります。根塵の接触する所においても、如来蔵は当然縁り触れ知るのであり、何ら難しいことではございません。さらに意根の作意と決定に基づき、如来蔵は六識を生じさせます。六識は勝義根において内六塵に触れ、六塵法を了別することができるのです。

——生如法師の開示
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