問:観呼吸の後半になると、背骨が引き締められるような感覚があり、時に百会穴に気の流れを感じます。これはどういうことでしょうか。
答:これは心が静まった結果、気の流れが妨げられずに順調に巡るようになったためです。気脈が丹田から尾閭穴へと流れ、さらに尾閭穴から背中の督脈へと上昇し、背筋を真っ直ぐに伸ばします。場合によっては気脈が頭部まで上昇し、百会穴を刺激して体外へ放出されます。これは身体の任脈と督脈が通じている証であり、健康状態が良好で心が安定していることを示します。禅定が深まり、四念処の観行を進めるのに適した状態と言えます。
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