如来蔵にも四つの分け方がある:見分・相分・自証分・証自証分である。故に如来蔵にも知があり、その知の範囲は極めて広大である。如来蔵には了別性があり、意根と身根の器界を了別し、業種を了別することができる。この了別性が如来蔵の見分であり、身根の器界が如来蔵の相分である。如来蔵には了別性がある故に、如来蔵には知が存在する。この知とは自証分であり、意根の作意と思心所を自ら証知し、身根の器界を証知し、業種を証知することができる。
如来蔵には証自証分も備わっており、自らを省みて、意根の心行を了別したことを知り、身根の器界と業種を了別したことを知る。しかし如来蔵は自らを知らず、また自らを執着しない。故に如来蔵は無我である。如来蔵の見分は極めて広大であり、その了知・了別の範囲は非常に広汎である。七識を了別し、身根の器世間を了別し、業種を了別する。この了別性こそが如来蔵の見分である。
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