六根の門頭で活動に参与する識はどれか。六根の門頭で最も活動量が多い識はどれか。
八つの識は常に六根の門頭で光を放っており、第八識と第七識は瞬時も休むことができず、五識の参与する活動が最も少ない。五識が休息している状況でも意識は活動を続け、最も活動量が多い。
どの識の働きが最も発見されやすく、どの識の働きが最も知られにくいか。どの識がやや横柄で、どの識が非常に従順か。
意識の働きは最も顕著で表面化しやすく、第八識の働きは最も認識されにくい。第七識はやや横柄で時として理不尽な面があり、第八識は最も従順で指図された通りに動く。
どの識が自己顕示的で、どの識が目立たないか。
意識は自己顕示的で、第八識は目立たない。
どの識が指導者役を好み、どの識が従順で、どの識が扱いにくいか。
第七識は指導者役を好み、五識は比較的従順で、意識は扱いにくい。
どの識同士に摩擦や対立が生じ、どの識同士が完璧に連携するか。
意根と意識には常に摩擦が生じ、第八識と意根は完璧に連携する。
どの識が最も状況を把握し、どの識が部下を最も気遣うか。
意識は最も状況を把握し、意根は部下を最も気遣う。
どの識が手を拱き、どの識が常に無関心でいるか。
第八識は何事にも手を拱き、一切参与しない。
どの識が最も干渉的で、どの識が最も清浄か。
意根が最も干渉的で、第八識が最も清浄である。
どの識が自己を最も気遣い、どの識が常に不安で眠れないか。
意根は自己を最も気遣い、常に不安を抱えている。
どの識が自己防衛に長け、どの識が後知恵を発揮するか。
意根は習慣的に自己防衛し、意識は後から反省する。
どの識が無責任で、どの識が細部まで管理するか。
第八識は無責任な存在で、第七識が細部まで管理する。
どの識が生活保障を担い、どの識が生活物資の分配を好むか。
第八識が保障を提供し、意根が生活物資の分配を担当する。
どの識が交友を求めるが社交能力がなく、どの識が広範な交際能力を持つか。
第七識は社交能力がなく手段を持たない。意識は社交能力に長ける。
どの識が指導者の指示に文句なく従い、どの識が指導者に反抗して不満が多いか。
五識は従順で、意識は反抗的である。
どの識は過ちを即座に改め、どの識は過ちを改めにくいか。
意根は決定権を持つため過ちを即座に改める。意識は決定権がなく過ちを改めにくい。
どの識は永遠に是非を知らず、どの識は永遠に過ちを犯さないか。第八識
どの識は教育改造が容易で、どの識は自己弁護に固執するか。
意識は改造が容易で、意根は深く根付いた習性があり改めにくい。
第八識は全てを包括し善悪を超越する。法を成すも破るも第八識にあり、六道輪廻もこの識に由り、成仏作祖もまたこの識による。
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