衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年06月19日    火曜日     第1 回の開示 合計655回の開示

諸悪は作すこと莫れ、衆善は奉行せよ、自ら其の意を浄めよ、これらは全て仏の教えなり。

諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是れ諸仏の教え。悪を為すか否かは意根が主となり決定し、同様に善を為すか否かも意根が主となって決定する。もし全ての悪をなさなくなれば、意根は必ず全ての煩悩を断じ切り、更に全ての煩悩習気をも断じ切らねばならない。この境地に至るには最低でも八地菩薩の境界を修め、分段生死を了える必要がある。

衆善を奉行し得るには、菩薩の清浄なる大願を広く発するだけでなく、広範かつ着実に実践せねばならない。衆生を利益する事業に縁あれば全て行い、個人の利益を全く顧みず、このようにして初めて個人は大いなる利益を報いとして得る。己を捨てて他を利する行為は、実は自らが利益を得ることに通じ、遂には仏道を成じる。

自ら其の意を浄めるとは、最初は意識が自らの意を清浄に保つことを指すが、往々にして意根の染汚を受ける。意識が自らの意を浄めても未だ究竟ならざる時は、意根を薫染し意根の意を浄める必要がある。意根の意が一旦清浄になれば、全ての身口意の行い必ず浄まり、染汚の種子は悉く清浄の種子と置換される。かくして無明を断尽し仏道を成就する。以上が諸仏の教えであり、我らは諸仏の教えに随順し、信受奉行せんことを願う。

——生如法師の開示
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