衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年06月20日    水曜日     第1開示 合計657開示

どのようにして徹底的な悟りを得ることができるでしょうか

如来蔵は十八界に遍満する。十八界とは六根・六塵・六識である。すなわち、六根の作用の中に如来蔵を見出し、六塵の顕現の中に如来蔵を見出し、六識の活動の中に如来蔵を見出さねばならない。これが所謂「生縁処処」である。六識の活動には、受・想・行・識の四蘊の活動が含まれており、つまり色法である五根・色声香味触・法処所摂色の上に如来蔵の顕現があり、心法である六識の上に如来蔵の顕現がある。これに先立ち、色法の虚妄を観じ、心法の虚妄を観ずれば、五蘊が我ならざることを証得し、我見を断ずることができる。その後で坐禅を参究すれば、証悟は容易である。

徹底的に悟ろうとするならば、十八界のあらゆる一つの法において如来蔵の働きを見出さねばならず、決して一つの法も見落としてはならない。そうすれば智慧は非常に深く鋭くなる。欲界においては、一切の法は六識の作用であり、識があるからこそ一切の法がある。ゆえに必ず六識の体性作用を徹底的に究明し、その上で悟れば徹底できる。これを「大悟一片」と呼び、小さな断片だけを悟るのではない。断片だけを悟る智慧は非常に浅く、如来蔵の運行を観察することはできない。

よって仏法を学ぶには、必ず小乗の基礎を固め、土台を厚くしてから、大乗法を参究すれば順調に進み、証悟も容易であり、悟りも徹底しやすく、得られる智慧も比較的深くなるのである。

——生如法師の開示
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いかにして自性如来蔵を証得するか(上)

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どのように虚相を離れ、縁起の鎖を辿って如来蔵を捉えるか

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