衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年03月30日    火曜日     第3 回の開示 合計3248回の開示

父子合集経講記(一七七)

八地菩薩の境地

世間のあらゆる法がどこから来たのか、識心がどのように生じ、五蘊と世間の法がどう現れるかを観じ行うならば、大乗の果位を証得できる。さらに世尊の父のように無生法忍を成就し初地菩薩となれば、さらによい。初地菩薩を証得した後に極楽浄土に往生する場合、どのような果位か。阿弥陀仏自らが説く深甚な唯識の法を聞けば、速やかに八地菩薩の果位を証得できる。八地菩薩は一瞬の念に三千世界を変現でき、無量の星を即座に創造し、片手で地球を支えつつ、もう片手で衆生を掬い取り、他の星系へ移すこともできる。衆生は全く気付かない。八地菩薩が口を開けば四大海の水が菩薩の口中に流れ込み、魚・蝦・龍などの衆生も自らが菩薩の腹中に吸い込まれたことに気付かない。この星が滅亡する時、八地菩薩はその星の衆生を別の星へ移すが、衆生は全く感知しない。百億の地球、百億の須弥山、百億の六層欲界天、全ての天界が百億、百億の地獄、百億の閻魔羅界、百億の四大海が集まって三千大千世界を構成する。その広大さの中、八地菩薩は全てを変現できる。

大菩薩たちの境地は、我々が想像し難い。想像できない時、そのような不可思議な事柄を信じるのは難しい。実際、我々の善根・福德・因縁が真に具わっている時、これらの法の証得は難しくない。ましてや信じることなどなおさらである。仏と法への信心を持ち、菩薩僧への信心を持ち、自らへの信心も持たねばならない。戒定慧を勤修し、福德を基礎として、菩薩道を実践する資糧と条件を絶えず完成・円満させ、悟りを証得する因縁が早く現前するよう願えば、我々の望みは成就する。

——生如法師の開示
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