三十七道品の修行次第はおおむね次の通りである。最初の五根(信根)の修習から始め、五力を増長した後、八正道に入り、思惟修を起こし、七覚分を修習する。念覚分において四念処観を修習し、善き法の味を得て、四正勤を起こす。最終的に勤苦の修習を経て四神足の果楽を得て、心が自在に解脱するに至る。
三十七道品の各品は、意識が修習し獲得するだけでなく、同時に意根を薫習し、意根をもって三十七道品を修習せしめ、かつ完満具足させ、各道品を獲得させ、四神足を成就させるものである。
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