衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年03月27日    土曜日     第2 回の開示 合計3235回の開示

初果を未だ証得していない者が、他人に仏法を紹介し解説することはできるのでしょうか

問:初果を証得していない者が他人に仏法を紹介し解説することは可能でしょうか。

答:仏法を多少なりとも理解している者は、真実のままに人々に紹介し解説すべきです。ただし、知っている範囲で話し、度を越さぬよう注意し、確信の持てない事柄は語らないこと。「知っていることは知っているとし、知らないことは知らないとする」という原則に従うべきです。同時に、意図的であれ無意識であれ、自らが実証を得ているかのような誤解を与えてはなりません。果位を証得していない者が、他人に証果の方法や明心の仕方を指導するべきではなく、ましてや虚勢を張って強引に印可を与えるなど、人を誤る行為は厳に慎むべきです。自らの修行の段階に応じた言葉を選び、境界を越えず枠を超えず、誠実に自己の実修行の水準を伝えること。越境した内容については参考意見として提示するにとどめ、指導として用いないならば、過失は生じません。

修行もせずに虚勢を張る者は少なくありません。このような者は自らを誇示し、目立つことを好むため、常に度を越えた発言をしがちです。これはすべて深刻な我執によるもので、心の中の「我」が自らを破裂させんばかりに膨張し、我相・衆生相が堅固に凝結して破れないため、ついには妄語などの悪業を造ることになります。実際には何ら利益を得ず、仮に得たとしても他人の羨望や尊敬を受けるわけではなく、ただ自己満足に浸っているに過ぎません。衆生の煩悩の結び目はこのように頑固に自心を縛り付け、解脱の滋味を知ることなく、憐れむべき悲しむべき状態にあるのです。

——生如法師の開示
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