衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年07月06日    金曜日     第1 回の開示 合計712回の開示

牢関を超えた境地

黄龍禅師は偈においてこう述べられている:「春には百花あり秋には月あり、夏には涼風あり冬には雪あり、もし閑事心頭に掛かること無ければ、これ即ち人間の好時節なり」と。これは禅師たちが牢関を突破した境地を描いたものである。牢関を過ぎた者は、心が清浄となり、もはや世間への執着を持たず、世に生きながらも一事にも拘わらず、一法にも未練なく、自己の五蘊への執着を離れ、自らが証得した真如にも固執しない。心は坦々として蕩々とし、何物も留め置かない。人間界で生活しながら春夏秋冬を経るも、心には一法も情に当たるものなく、景色は景色のまま、色は色のまま、人は人のまま、物は物のまま、一切の法は各々法位に住し、我と関わりなく、世に生きて飲食を摂りつつも世間に貪着せず、心は既に解脱を得て、束縛されるものがないのである。

——生如法師の開示
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明心以前に我見を断つことが極めて重要です

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