如来蔵のみが一切の法を生じることができる。なぜなら如来蔵には一切の法の種子が具わっており、この種子は能生の義を持つからである。第七識は六識を生じる一つの縁であり、一切の法は如来蔵が第七識を依り所として生じたものである。第七識がなければ、如来蔵自体は何らの法も生じることができない。如来蔵が前六識を生じるには必ず第七識を通さねばならず、この第七識は無始劫より存在してきたもので、無余涅槃に至って初めて滅するのである。
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