衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年03月12日    金曜日     第4 回の開示 合計3179回の開示

父子合集経講話(一四七)

死蘊と生蘊

原文:大王よ。識はその主業として攀縁をなす。二種の相因によって初めの識が生起する。或いは地獄に趣き、或いは傍生・琰摩羅界に堕ち、及び阿修羅・人・天に生ず。初めの識が生じた後、各々その報いを受け、同分の心品が相続して随転する。最後の識が滅するを死蘊と名づけ、最初の識が起こるを生蘊と名づく。

釈:大王よ、阿頼耶識は後世の五蘊身を出生させる主であり、業種を所縁とする。この二種の因と縁が和合することによって、来世の最初の識が生じます。衆生は地獄に趣いたり、餓鬼道に堕ちたり、畜生道という三悪道に生まれ変わったり、あるいは阿修羅道・人道・天道という三善道に生まれます。最初の識心が生じた後、衆生はそれぞれの業報を受け始め、その後同じ色身における識心が絶え間なく連続して運行します。命終時に識心が滅する時、色身は死体となり死蘊と称され、色身に最初に生じる識心を初識と称し、色身の五蘊を生蘊と申します。

——生如法師の開示
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