衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2021年03月09日    火曜日     第3 回の開示 合計3169回の開示

専念が影響を受けやすい原理

相手をじっと見つめる時、注意力が集中すればするほど、感染し影響を受けやすく、染まりやすくなります。これにはどんな道理があるのでしょうか?

集中して相手を見つめると、集中力が高まり、相手の一挙一動が心に入り込み、相手の言動や表情と同調するようになります。すると心は染まっていくのです。相手が頷けば、知らず知らずに自分も頷き、相手が首を振れば、自分も首を振るようになります。ついには相手に代わって返事をしたり、相手がこれからする行動を先回りしたり、相手の考えを思い、相手の焦りを感じるようになり、相手の思考に引きずられていくのです。

慈悲の心とは相手の立場に立って物事を考え、自分を相手の心境に溶け込ませ、心を相手と一つに合わせることです。もし相手を見つめなければ、心は散乱し、相手の心の動きをよく理解できず、相手と融合することができません。そうなれば相手の言動は自分に影響力を及ぼさないのです。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

薫習の力

次の記事 次の記事

禅定の修習と五蓋の除去は有漏法ですか

ページのトップへ戻る