繁中日語

日常開示

2021年01月02日土曜日第4 回の開示 合計2961回の開示

父子合集経講話（第八十二）

死薀と生薀

原文：大王よ。識がその主となり。業が縁を攀じる。二種相因って。初めの識が生起する。或いは地獄に趣き。或いは畜生に堕ち。琰摩羅界及び阿修羅。人若しくは天に。初めの識が生じ已りて。各々その報いを受く。同分の心品。相続して随転す。最後の識が滅するを。死薀と名づく。最初の識が起こるを。生薀と名づく。

解釈：仏は言われた：大王よ、阿頼耶識が衆生の主人として、次の世の色身を生じる因となり、業行が次の世の色身を生じる縁となります。一つの因と一つの縁が相遇い、因縁が和合すると、次の世の最初の識心が現れ、次の世の色身が生まれます。この者はあるいは地獄の身に堕ち、あるいは畜生の身に堕ち、あるいは餓鬼の身に堕ち、あるいは阿修羅の身、人間の身、天の身となります。次の世の最初の識心が生じた時、衆生はそれぞれの果報を受け始めます。その後この色身における識心は絶え間なく継続して運転し、最後に識心が滅する時、これを死薀と呼び、屍体となります。そして最初の識心が生起する時、これを生薀と呼び、生きている人間となるのです。

——生如法師の開示

父子合集経講話（第八十一）

蘊処入経上巻