衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2020年12月28日    月曜日     第1 回の開示 合計2945回の開示

『長阿含経』巻一―十二因縁

その時、菩薩は順逆に十二因縁を観じ、如実に知り、如実に見きわめた後、座上のままに阿耨多羅三藐三菩提を成就した。仏はこの時、偈を説かれた。この言葉を衆中で説く、汝らよく聴くべし。過去の菩薩が観じた、未だ聞いたことのない法を。老死は何の縁より起こるか、いかなる因によって存在するか。このように正観した後、その本が生によることを知った。生の本は何の縁よりか、いかなる事によって存在するか。このように思惟した後、生が有より起こることを知った。彼の取を取るや、展転して更に有を増す。故に如来は説きたもう、取はこれ因縁有りと。

釈:この時、太子菩薩は順逆に十二因縁を観行し、十二因縁法を如実に知り、如実の正見正智を生じ、十二因縁法を如実に証見した後、法座上に阿耨多羅三藐三菩提を成就した。仏はこの時偈を説かれた。私が大衆の中で説くこの法を、汝らは善く聞くべきである。過去の菩薩が観じた未聞の法とは、老死が何の因縁から生じ、いかなる因によって存在するかを、このように正観した後、老死が本来生より現じることを知ったのである。

生の本は何の因縁から現じ、いかなる故によって存在するかを、このように思惟した後、生が三界の有より生じることを証得した。諸法を取着した後、展転して有を更に堅固にした。故に如来は説きたもう、取は三界の有の因縁であると。

多くの穢悪が集まり、風が吹いて悪が流れ広がる如く、このように取相の因は愛によって広く普くする。愛は受より生じ、苦の羅網を起こす根本となる。染着を因縁として、苦楽が共に相応する。受の本は何の縁よりか、いかなる因によって受が存在するか。このように思惟した後、受が触より生ずることを知った。触の本は何の縁よりか、いかなる因によって触が存在するか。このように思惟した後、触が六入より生ずることを知った。

六入の本は何の縁よりか、いかなる因によって六入が存在するか。このように思惟した後、六入が名色より生ずることを知った。名色の本は何の縁よりか、いかなる因によって名色が存在するか。このように思惟した後、名色が識より生ずることを証得した。識の本は何の縁よりか、いかなる因によって識が存在するか。このように思惟した後、識が行より生ずることを知った。行の本は何の縁よりか、いかなる因によって行が存在するか。このように思惟した後、行が痴より生ずることを知った。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

父子合集経講話(七七)

次の記事 次の記事

親子合集経講話(七八)

ページのトップへ戻る