衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2020年12月26日    土曜日     第1 回の開示 合計2939回の開示

『長阿含経』巻第一──十二因縁

(一)原文:仏は比丘たちに告げた。太子は老いと病ある人を見て世の苦悩を知り、また死者を見て世への執着が消え、沙門を見て大いに悟りを開いた。宝車を下りる時、一歩ごとに束縛から遠ざかり、これこそ真実の出家、真実の遁世である。その国の人々が太子が鬚髪を剃り法衣をまとい鉢を持ち出家求道したと聞き、皆言い合った「この道は必ず真実である。太子をして国の栄位を捨て、重んじたものを棄てさせたのだ」と。時に国中の八万四千人が太子のもとに赴き、弟子となり出家求道した。仏は偈を説かれた。深妙の法を撰択し、彼は聞き従い出家す。恩愛の獄を離れ、衆結の縛無し。 

原文:太子は直ちに受け入れ、彼らと共に諸国を巡游し教化した。村から村へ、国から国へ、至る所で恭敬され四事供養を受けた。菩薩は思惟した「我が大衆と諸国を巡るは、人の世の喧騒、これ我に適わず。いつかこの群衆を離れ、閑静の地で真実の道を得ん」。まもなく志願を果たし、閑静の地で専精修道した。また思惟した「衆生は憐れむべし。常に闇冥にあり、危脆の身を受け、生あり老あり病あり死あり。衆苦集まり、此の世に死して彼の世に生まれ、彼の世に死して此の世に生まる。この苦陰に縁りて流転窮まりなし。我はいつの日か苦陰を悟り、生老死を滅ぼさん」と。 

——生如法師の開示
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