衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年12月14日    月曜日     第1 回の開示 合計2905回の開示

阿含口解十二因縁経

(一)原文:生死の趣を断ち切り、世の道を超えんとする者は、十二因縁を念ずべし。何を十二と為す。一には本を痴と為す。二には痴より行を為す所のものと為す。三には行より識を為す所のものと為す。四には識より名色を為す所のものと為す。五には名色より六衰を為す所のものと為す。六には六衰より更を為す所のものと為す。七には更より痛を為す所のものと為す。八には痛より愛を為す所のものと為す。九には愛より求を為す所のものと為す。十には求より得を為す所のものと為す。十一には得より生を為す所のものと為す。十二には生より老病死を為す所のものと為す。是を十二因縁の事と為す。

釈:生死の道を断除せんとし、世間の六道輪廻を超越せんとする者は、十二因縁を念ずるべし。何が十二か。一には、生死輪廻の根本は無明なり。二には意根の無明より造作の行を生ず。三には造作の行より六識を生ず。四には六識より名色を生ず。五には名色より六入を生ず。六には六入より触を生ず。七には触より受を生ず。八には受より愛を生ず。九には愛より求取を生ず。十には求取より有を生ず。十一には有より生を生じ、十二には生より老病死を生ず。これ即ち十二因縁法なり。

原文:此の十二事の起こらんとするに当たりては、四つの非常法を以てこれを滅すべし。何を四非常と為す。一には苦を識る。二には習を捨つ。三には尽きるを知る。四には道を行ず。更に生を念じ、老を念じ、病を念じ、死を念ず。此の四事を念ずれば、即ち十二因縁の道は成就す。此の四事を念ずる道人は、世を超えんと欲するに当たり、十二因縁の事を断ずべし。是れ生死の根を断つなり。

十二因縁には内外あり。一には内は痴、外は地。二には内は行、外は水。三には内は識、外は火。四には内は名色、外は風。五には内は六入、外は空。六には内は災、外は種。七には内は痛、外は根。八には内は愛、外は茎。九には内は受、外は葉。十には内は有、外は節。十一には内は生、外は華。十二には内は老死、外は実。

釈:此の十二因縁の起こらんとするは、四つの非常法を以て滅除すべし。何が四非常法か。一には苦を認識し、二には習気を捨て、三には滅尽の道法を知り、四には八正道を行ず。更に常に生老病死の事を念ずれば、十二因縁は成就す。生老病死を念ずる修道者は、世間を超越せんと欲するに当たり、十二因縁の生死の業を断除すべし。是れ即ち生死の根を断尽するなり。

十二因縁には内外あり。一には内は無明、外は地大。二には内は行、外は水大。三には内は六識、外は火大。四には内は名色、外は風大。五には内は六入、外は空。六には内は災難、外は業種。七には内は受、外は根。八には内は愛、外は茎。九には内は受、外は枝葉。十には内は有、外は節。十一には内は生、外は華。十二には内は老死、外は果実。

——生如法師の開示
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