衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2020年11月29日    日曜日     第3 回の開示 合計2850回の開示

父子合集経講話(三十四)

どのようにすれば相好荘厳を得ることができるのでしょうか。

如来蔵には相がなく、地水火風の四大種にも相がありません。人相も天人色身相もなく、男相も女相も、畜生相も餓鬼相も、地獄色身相も阿修羅色身相も存在しません。しかし四大種が色身を形成する際、次第に相を造り出していくのです。人相・畜生相・六道衆生相・男女相が形作られます。如来蔵が無秩序に勝手に変化するのではなく、心体に含まれる業種に基づいて顕現するのです。

従って私たちは自らの色身の在り方を嘆くべきではありません。なぜ女身なのか、なぜ病苦があるのか、なぜ容貌が整わないのかを嘆く代わりに、過去世に造った業行を省みるべきです。相貌は自らが造った業によって決定されます。故に良き色相を得るには善業を造らねばなりません。最も優れた相とは、仏の三十二相八十種好です。これが最も清浄で荘厳な相貌です。しかし相好を成就するのは容易ではなく、絶え間なく善業を造り、悪業・染汚業を消滅させ、最終的には不善不悪の業を広く造り、仏陀となり仏のような相好荘厳を得る必要があります。善業のみで天界に生まれるだけでは不十分で、最終的には不善不悪の業を造り、心を清浄無為の境地に至らしめて初めて仏陀となり、最も円満で完璧な相貌を具足するのです。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

雑阿含経(三七二)その二

次の記事 次の記事

父子合集経講話(三五)

ページのトップへ戻る