衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年11月21日    土曜日     第2 回の開示 合計2814回の開示

雑阿含経(三五二)の二

(二)原文:もし諸の沙門・婆羅門が法を如実に知り、法の集まりと滅び、法滅の道跡を如実に知るならば、まさに知るべきである――この沙門・婆羅門は真の沙門であり、沙門の数に属し、真の婆羅門であり、婆羅門の数に属すると。彼らは沙門の意義、婆羅門の意義によって法を見、自ら証悟を得て知る――『わが生は尽き、梵行は立ち、なすべきことはなし、後の生を受けることなきを自ら知る』と。

釈:もし諸々の沙門・婆羅門が諸法を如実に知り、諸法の集起と滅去、および滅の道跡を如実に知るならば、これらの沙門・婆羅門こそ真の沙門・婆羅門に属し、沙門・婆羅門の数に入るものである。これらの沙門・婆羅門は沙門・婆羅門の名義によって縁起の法を見、自ら証悟を得て知ることができる――『わが生は尽き、梵行は立ち、なすべきことはなし、後の生を受けることなきを自ら知る』と。

原文:いかなる法を如実に知るのか。いかなる法の集まり、法の滅び、法滅の道跡を如実に知るのか。すなわち老死の法を如実に知り、老死の集まり、老死の滅び、老死滅の道跡を如実に知る。このように生・有・取・愛・受・触・六入処を如実に知り、六入処の集まり、六入処の滅び、六入処滅の道跡を如実に知る。かくの如く諸法を如実に知り、法の集まり、法の滅び、法滅の道跡を如実に知る。仏はこの経を説き終えられしとき、諸比丘は仏の説かれたことを聞き、歓喜して奉行した。

釈:いかなる法を如実に知るのか。いかなる法の集まり、いかなる法の滅び、いかなる法滅の道跡を如実に知るのか。それは老死の法を如実に知り、老死の法の集まりを如実に知り、老死の法の滅びを如実に知り、老死の法滅の道跡を如実に知ることである。同様に生・有・取・愛・受・触・六入処の法を如実に知り、生・有・取・愛・受・触・六入処の法の集起を如実に知り、生・有・取・愛・受・触・六入処の法の滅びを如実に知り、生・有・取・愛・受・触・六入処の法滅の道跡を如実に知る。また同様に諸法を如実に知り、諸法の集起を如実に知り、諸法の滅びを如実に知り、諸法滅の道跡を如実に知るのである。

——生如法師の開示
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