衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2020年11月20日    金曜日     第4 回の開示 合計2812回の開示

父子合集経講話(十六)

「万法唯識」とは何ですか。

全てのものは自らが所有するものではなく、ただ我々が一時的に利用できるだけで、決して捉え続けることはできません。外界の全ての法は滅び、自我を構成する五陰の身も滅びます。いったい何を捉え得るでしょうか。我々は死に、世界は消滅し、全ては頼りになりません。たとえ我々が永遠に滅びずとも、世間は崩壊し、地球が滅び、宇宙虚空さえも滅びれば、色身が存在する空間すら失われます。故に全ての法(現象)は自己を含め、何一つ執着できず、何も捉えられません。金銀宝玉も地水火風によって構成され、如来蔵が顕現させたもので、縁が滅すれば消滅します。三千大千世界さえも消滅するのです。

もし地界がなければ、その堅固な性質はどこから来るのでしょうか。如来蔵がなければ地界も存在せず、全ての法は如来蔵が顕現させたものです。万法の根源は如来蔵にあり、万法が全て虚妄であると知ることを「万法唯識」と言います。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

父子合集経講義(十五)

次の記事 次の記事

雑阿含経(三五二)その一

ページのトップへ戻る