繁中日語

日常開示

2020年08月24日月曜日第2 回の開示 合計2566回の開示

智慧が限られた者は真に教えと法に依ることが難しい

もし自らの智慧が低い場合、たとえ教えに依ろうとしても、正しく依ることができません。なぜなら、教えを理解できず、教法の真の意味や指向を知らないため、往々にして教法を誤解し、誤った解釈をしてしまうからです。このように誤解した教えを基準に他人の説く内容を比べると、参照物自体が誤っているため、比較の結果も当然誤ったものとなり、他人の説く内容が正しいか真実かをあるがままに判断することができなくなります。

智慧が低いと、法に依りたいと思っても依る術がなく、同様に法理の真実の意味や指向を判断できません。法理に対しては誤解するか曖昧な理解に留まり、他人が説く法義を理解できず、真に理解することができないため、他人の説く内容が正しいか真実かを如実に判断できず、自ら法益を得ることができません。さらに好んで出しゃばって至る所で批評すると、誹謗の業を造りやすく、自らの道業を阻害するだけでなく、愚痴と誹謗による悪報を受けることになります。ですから、自らの智慧がまだ不十分な時は、ひたすら学び修行に励み、いかなる法や人をも批評せず、明智な者となり、悪業を造らず悪報を受けないようにすべきです。

——生如法師の開示

座禅では成仏できない、では座禅をしなければ成仏できるのでしょうか？

如来蔵の働きの次第を観察する