修行が重要であればあるほど、魔の妨げが訪れ、殊勝な境地に至れば至るほど、魔の干渉は増大します。修行の次元が高まるほど、その障害は大きくなり、修行に関係のない些細なことには魔は介入しません。故に、より核心的な法を修めるほど、より深遠な教えを実践する際には、一層の慎重さが求められます。特に神通力を求める者には、魔が神通力を与え、やがて魔の支配下に陥り、その掌中から脱け出せなくなるのです。
楞嚴咒は護身の符であり、常に誦する必要があります。暗誦できればなお良く、魔は貴方に手出しできません。仏教徒が皆楞嚴咒を誦し暗誦すれば、魔王は娑婆世界より退去し、仏法は永続し、楞嚴経は滅びることなく継承されるでしょう。
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