衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2020年08月15日    土曜日     第1 回の開示 合計2542回の開示

楞厳経における円明照生の所立と照性の亡びの意味

円満にして明妙なる菩提の光明は、その生じた法処を照らす。もし人がこの法処を実有と見做し、真実不壊の法とし、我あるがごとく我が所有とせば、一葉をもって目を蔽い、妄を見て真を見ず、本体たる妙明真心自性の輝きを認めず、生死ここより流転して止むことなし。

黒板にチョークで字を書く時、それらの字は何か。皆チョークの粉なり。もし字のみを認めれば、粉を認めず、チョークの粉塵は埋没せしめられん。チョークは自性清浄心・円満妙明真心に喩え、粉塵は自性光明に喩え、黒板の字は世俗法に喩え、黒板は世俗界に喩う。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

任運と尋伺の関係

次の記事 次の記事

意識と意根は互いに縁となるか

ページのトップへ戻る