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日常開示

2020年03月14日    土曜日     第1 回の開示 合計2208回の開示

『楞厳経』第三巻 舌入本如来蔵妙真如性

原文:アナン。例えばある人が舌で舐吻を舐め、長時間舐め続けて疲労させる。その人が病気であれば苦味を感じ、病気がない人は微かに甜味を触れる。甜と苦によって舌根の作用を示す。舌が動かない時、淡味が常に存在。舌と疲労はともに菩提心から生じる。菩提心が発する劳触相は甜、苦、淡の二種妄塵により、知性が居中に発生。これらの塵相を吸収し、知味性と呼ばれる。この知味性は甜、苦、淡の二塵から離れ、自体性がない。

释:アナン、例えばある人が舌で口腔を舐め、時間が長くなると疲労を感じる。その人が病気の場合、舌は苦味を感じ、病気がない人は微かに甜味を感じる。甜と苦の二相によって舌根の作用が示される。舌が動かない時、口腔は常に淡味がある。舌根と疲労の二塵相は菩提心から生じ、発される劳触相であり、甜、苦、淡の二種味塵により舌根は知性を発生し、これらの甜、苦、淡などの塵相を吸収することを知味性と呼ぶ。この知味性は甜、苦、淡の二塵から離れ、自体性がない。

原文:このようにアナン、あなたはこのように知るべきである。苦味と淡味を知る知性は甜や苦から来ない、淡からもなく、舌根からも出ない、虚空から生じない。なぜなら、この知性が甜や苦から来るなら淡味が現れる時知性は滅亡し、どうして淡味を知れるか。この知性が淡から出るなら甜味が現れる時知性は滅亡し、どうして甜苦二相を知れるか。この知性が舌根から生じるなら舌根の属性に必ず甜淡及び苦塵がない、甜苦相と淡味相を知らない、故この知味根は自体性がない。知性が虚空から出るなら虚空自体味があり、あなたの口舌は知らず、且虚空自体知味であればあなたの舌入とは何の関係があるか。故舌入は虚妄であり、本来因缘性なく、自然性ではない。

释:このように、アナン、あなたは知るべきである。苦味と淡味を知る知性は甜苦相から出ない、淡味から出ない、舌根から出ない、虚空から生じない。なぜこのように言うか。この知性が甜苦味から出るなら淡味が現れる時知性は滅亡し、どうして淡味を知れるか。この知性が淡味から出るなら甜苦味が現れる時知性は滅亡し、どうして甜苦味を知れるか。この知性が舌根から出るなら舌根の属性に必ず甜苦と淡二塵相がない、甜苦相と淡味相を知らない、故この知性は自体性がない。知性が虚空から出るなら虚空自体知味があり、あなたの口舌は知らず、且虚空自体知味であればあなたの舌入とは関係がない。故舌入は虚妄であり、本来因缘性なく、自然性ではない。

——生如法師の開示
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