衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年02月27日    木曜日     第1 回の開示 合計2165回の開示

『楞厳経』第三巻 鼻根香塵の虚妄

原文:阿難。汝またこの炉中の旃檀を嗅ぎなさい。この香がもし一铢再び燃えれば、室羅筏城四十里内、同時に気を聞く。汝の意どう思いますか。この香は旃檀木より生じたのか、汝の鼻より生じたのか、虚空より生じたのか。阿難。もしこの香が汝の鼻より生じたならば、鼻所生と称すべき。当に鼻より出ず。鼻は旃檀ではない。どうして鼻中に旃檀の気があるのか。汝が香を聞くと称すならば、当に鼻に入り、鼻中より香が出ず。聞くと言うは非義なり。

释:阿難、再び香炉中の旃檀香气を嗅ぎなさい。この旃檀香がもし一铢燃えれば、室羅筏城周囲四十里内、全て众生同時に聞く。どう考えますか。この香味は旃檀香より生じたのか、鼻より生じたのか、虚空より生じたのか。阿難、もしこの香が鼻より生じたならば、鼻生の香气と称すべき。香气は鼻より出ずべき。しかし鼻は旃檀ではない。どうして鼻中に旃檀香气があるのか。汝が香を嗅ぐと言うは、香气が鼻に入り鼻嗅ぐべき。もし鼻中より香が出ず、鼻聞くと言うは不正なり。

原文:もし虚空より生じたならば、虚空性は常恒なり。香应常在すべき。何ぞ炉中藉り、この枯木を爇す。もし木より生じたならば、この香質は因爇煙成す。鼻聞くならば、烟气に合蒙すべき。その烟虚空腾空、未及遥远。四十里内、どうして已聞く。故当知すべき。香、鼻と闻、俱无处所なり。即嗅と香、二处虚妄なり。本非因缘、非自然性なり。

释:もし香气虚空より生じたならば、虚空常在不灭、香应常在すべき。何ぞ香炉藉り旃檀木を燃えす。もし香气旃檀木より生じたならば、この旃檀香質は燃え煙成す。鼻聞くならば、烟气被熏すべき。烟虚空升上、遠く未達。四十里内、どうして聞く。故当知すべき。香、鼻と闻性、无处所なり。嗅と香、二处虚妄なり。非因缘、非自然性、如来蔵性なり。

——生如法師の開示
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