衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年10月30日    火曜日     第1 回の開示 合計972回の開示

意根の我見をいかにして断除するか

五蘊が苦・空・無常・無我である道理を理解することはさほど難しくない。問題は観念が深く根付いており、転換が難しい点にある。仏法の理をある程度理解すること自体は難しくないが、真に難しいのは観念の転換であり、これらの法に対する真実の認知である。色身が無常であり、決して我ではあり得ないと知りながらも、身見を断つことができないのは、意根に染みついた古い観念があまりにも深く、常にこの曲がり角を転じることができず、この結び目を解くことができないためである。故に絶え間ない薫習を重ね、その誤った思想観念を改めねばならない。

五蘊こそが我であるとする思想観念をどう変えるか。色身の生滅変異・無常なる現象を余すところなく観察し、この事柄を明瞭に了知した上で、これを一点に凝縮し、深く心中に据えて意根に委ねる。かくして行住坐臥の際も心に掛けておき、坐禅静座の時も高く深く念じ続ける。もし観察が不十分で透徹していなければ、再び観察し思惟する。やがて鈍根の意根が開眼する時が来れば、突如として悟るであろう──色身は確かに我ではないと。かくして身見を断つのである。

——生如法師の開示
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