問:臓器移植の際、内臓が体外に出されると、六識は内臓上で活動しなくなりますが、その際に内臓がぴくぴく動くのはどのような機能作用によるものですか?また、内臓を他人の体に移植すると、どのような現象が起こりますか?
答:臓器移植は、親が本来子供に属する宝物を他の子供に譲り渡すようなものです。もし二人の子供が良好な関係にあれば、親が自分の宝物を他の子供に贈っても受け入れられるでしょう。心に少し耐える必要はあるかもしれませんが、耐えることができ、反対したり取り戻そうとしたりはしないでしょう。もし二人の子供の関係が悪ければ、親が自分の宝物を相手に与えることを許さず、癇癪を起こして大騒ぎしたり、奪い返そうとしたりするでしょう。
ここで重要なのは意根の問題です。臓器移植の成否は主に意根にかかっており、意根が自分の臓器に執着しなければ移植は成功します。もし意根が自分の臓器に執着すれば、拒絶反応が現れ、移植は成功しません。健康な人でも、意根が自分の色身を執取することをやめ、完全に色身を放棄すれば、直ちに命を落とす可能性があります。故に生死は意根にかかっているのです。
臓器移植後、二人の如来蔵が短期間共同で協力します。意根がほぼ完全に自分の臓器を放棄する時、その臓器は移植を受けた者のものとなり、移植者の如来蔵が単独で保持・維持するようになります。もし脳を移植すれば、意根全体が移転することになります。そうなると移植を受けた者の脳は置換され、元の人物の思考パターンではなくなり、感情なども全て変化してしまうでしょう。
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