原文:我今某と申します。この八つの事柄を離れ、八斎戒の法を奉持し、三悪趣に堕ちず、この功徳を持って地獄・餓鬼・畜生などの八難の中に入らず、常に善知識を得て悪知識と交わらず、常に良き父母の家に生まれ辺地や仏法なき処に生まれず、長寿天に生まれず、人に奴婢とされず、梵天とならず、帝釈の身とならず、また転輪聖王ともならず、常に仏前に生まれ自ら仏を見、自ら法を聞き、諸根を乱さず、もし私が誓願して三乗の行に向かうならば、速やかに道果を成じます。
釈:この段落は発願回向である:私の名前は某某、願わくはこの八つの事柄を遠く離れ、八斎戒の法を奉行し守持して三悪道に堕ちず、八斎戒を持つ功徳をもって地獄・餓鬼・畜生などの八難の中に入らず、常に善知識に出会え、悪知識と交わらず、常に良い父母の家に生まれ変わり、辺地の仏法なき処に生まれず、長寿天に生まれず、他人の奴婢とならず、梵天とならず、帝釈の身とならず、また転輪聖王ともならず、常に仏前に生まれ自ら仏を見て法を聞き、六根が乱れず、もし私が誓願して三乗の法を修習するならば、速やかに三乗の道果を成じることができますように。
この発願回向の文は非常に重要であり、願いあれば必ず成就し、自らが後世に何を為し何を為さないかを選択でき、利益は計り知れないことを示している。ゆえに発願すれば、後世には願いが自動的に実現し、道果は速やかに自然と成就するのである。
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