いかにして自らの思惟を正しく用いることができるか

問：人が死ぬ時、体内にいる衆生は全て離れるのでしょうか？死後、身体にはまだ衆生が存在するのか、特に無形の衆生は存在するのでしょうか？

答：この問題を解決するには、まず衆生が他人の身体に憑依する目的、他人の身体を利用して達成しようとする意図を明らかにする必要があります。次に、人が死んだ後、身体がどうなるか、それが衆生にとってまだ有用かどうかを思惟すべきです。このような思考順序に従って全てを明らかにすれば、人が死後も身体に様々な衆生が存在するか否かが理解できるでしょう。

我々はあらゆる問題に対し、明確な思考経路を持つべきです。思考は論理性を備え、問題解決そのものをはるかに超えるものでなければなりません。思考に論理性がなく筋道が通っていない場合、一つの問題は解決できても、他の問題は解決できず、常に他人を頼ることになります。しかし他者に依存するより自己に依拠する方が根本的です。もし自らの思考に論理性がなく、常に明晰さを欠くのであれば、なぜそのような状態にあるのか分析すべきです。思考力が不十分な原因を究明し、その原因を解決する方法を模索し、重要な問題も基礎的な問題も解決できる強力な思考力を養う必要があります。