衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2023年01月10日    火曜日     第2 回の開示 合計3810回の開示

瑜伽師地論 第三十四巻(八十二)

原文:加行道の修めとは、この修めによって、煩悩を断つために加行を発起することをいう。無間道の修めとは、この修めによって、正しく煩悩を断ずることをいう。解脱道の修めとは、この修めによって、あるいは無間に断じて解脱を証得することをいう。勝進道の修めとは、この修めによって、これより後は勝れた善法を修め、未だ余地の煩悩を起こさず、能治の加行あるいはまた未だ起こさず、究竟の位に趣くに至ることをいう。これら十一種の修めの品類差別を知るべきである。

解釈:加行道の修めとは、この修めによって、煩悩を断除するために加行を発起することを意味します。無間道の修めとは、この修めによって、真に煩悩を断除し、しかも永遠に煩悩を断除したことをいい、これを無間道と呼びます。解脱道の修めとは、この修めによって、無間に煩悩を断除し解脱を証得することを意味します。勝進道の修めとは、この修めによって、これ以降さらに勝れた善法を修行し、他の諸地の煩悩すら生起せず、能治と加行の法もまた生起せず、究竟の四正性離生の位に趣き、再び三界世間に生を受けることのない状態を指します。これが十一种類に分類される修めの相違です。

——生如法師の開示
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