衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2022年12月09日    金曜日     第2 回の開示 合計3779回の開示

瑜伽師地論 第三十四巻(六十四)

原文:かくのごとく、先には未だ善く観察せざりしが、今は善く作意し、方便を以て観察し、微妙なる慧をもって、四聖諦に能く正しく悟入す。即ちこの慧に於いて、親近し修習し、多く修習するが故に、能縁と所縁が平等平等となり、正智が生ずる。この生ずるが故に、涅槃を愛楽するを障碍する所有の粗品現行の我慢を断ずること能う。

釈:従来はまだ四聖諦を詳しく観察していなかったが、今は意識を集中し適切な方法で観察し、微妙な智慧によって四聖諦の理を正しく如実に悟り入るべきである。この微妙な観察智慧に親しみ修習し、重ねて修習するゆえんによって、能縁の智と所縁の法が平等平等となり、正智が生じるのである。正智が生じたことにより、涅槃を愛楽することを妨げる一切の粗重な現行する我慢が断除される。

——生如法師の開示
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