原文:かくの如く一切の外事諸行。前の六種は摂受する事、後の十種は身の資具事なり。要を以て之を言えば、当に其の性は皆無常なるを知るべし。何を以て故ぞ。形相の転変は現に可得なるが故に。是の如き等、前に説く所の如し。
釈:かくの如くこれら一切の外事諸行において、前の六種は五蘊身に摂受される事柄、後の十種は身体に必要な資具の事柄である。総じて言えば、これらの法のその性質は全て無常である。何故そう言えるのか。これらの法の形と相の転変は、現前に観察し得るものであり、先に具体的に説かれた如き故である。
3
+1