明知に至る呼吸現象の観行

観ずる法に対する無明の知は現象界に堕し、現象界を真実と認めることである。明知とは現象界の生滅と不真不実を知ることなり。中間の観行プロセスは重要であり、無明から明への転換は極めて肝要である。現象界の背後にある理を観察するのは明知であり、意根が明知する時、必ず定慧等持の三昧が現前する。この過程は長きを要する場合あり、前世の基盤弱く今世に辛苦多き故なり。楞厳経に説かれる周利槃陀迦の呼吸観照法を参照せよ。彼が鼻端を離れず専一に観じ、遂に四果を証得し、更に四禅定を修得せし如く。

回向文：当ネットプラットフォームにおける一切の弘法と共修の功徳を以て、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向す。世界平和を祈願し、戦争起こらず、烽火興らず、干戈永く息むことを。一切の災害禍いは尽く消退せんことを。各国人民が団結相助け、慈心をもって相対し、風雨時に順い、国泰く民安んぜんことを。一切衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生を断ち、善縁を広く結び、善業を広く修め、仏を信じ仏を学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉じ涅槃の路を開かんことを。仏教の永き興隆を祈り、正法の永住を願う。三界の火宅を変じて極楽の蓮邦とならしめんことを。