衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年02月11日    日曜日     第1 回の開示 合計18回の開示

洞山禅師の偈

洞山が雲巌に別れを告げた際に問うた。「百年後、突然誰かが『師の真なる姿を描き得たか』と尋ねた場合、どう答えるべきか」

雲巌はしばらく沈黙し「只これ是れ」と答えた。

師(洞山)は沈吟した。

雲巌は言った。「价闍梨よ、この事を承当するには、大いに仔細を要する」

師はなお疑いを挟んでいたが、後に水辺を渡り影を見たことで、以前の主旨を大悟した。

偈に云う:

切忌他に求むることなかれ

迢々として我と疏し

(真如を心外に求めてはならない。妄心は真心にあらず。もし妄心を真心と見做せば、妄心へ通ずる全ての道は真如から遠ざかり、万里を隔てん)

我今独り往く

処々に渠に逢うことを得

(五蘊の我が今独り水辺を歩めば、あらゆる根塵の触れる所に彼(真如)と相逢う。彼は遍く存在す)

渠今正に是れ我なり

我今は渠に非ず

(彼こそ今真の我なり。されど五蘊の我は彼にあらず)

応に須くかくの如く会取すべし

方に如如に契うを得ん

(このように領解すべきなり。そうして初めて真如と調和し、背かざるを得ん)

——生如法師の開示
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