四念処観行に関する問題解答38

問：座禅中に頭が割れるように痛む場合はどうすればよいですか？

答：気脈が頭部に巡り、頭部の気血がやや滞り、頭部の通りが悪くなって生じる反応です。軽く深呼吸をしながら、心の中で念仏を唱え、金色の仏光が頭部を照らし病障の気を払い、気血の巡りを良くするよう観想してください。頭部が黄金色の仏光に包まれ、黒灰色の業障の気が消えていくのを感じたら、次に頭脳の清涼感を丁寧に感じ取ります。頭部が涼しくなった後、さらに数回深呼吸し、落ち着いてから禅定に入り、完全に安定した状態になってから呼吸観を始めてください。

問：座禅で呼吸観を行う際、気流が鼻腔と咽喉の境界を通るときに摩擦音が生じ、その後ずっと喉の炎症が治らない場合はどうすればよいですか？

答：その部位が詰まり気血が通わないため、炎症が生じています。深く呼吸しながら念仏する方法で調整すれば、鼻腔と咽喉の通り道が開通します。喉元を叩いたり刮痧（グアシャ）したりしてもよいでしょう。時に意識を集中させすぎると、その部位に火が集まって散らなくなり、炎症を引き起こすことがあります。観想する部位を変えるか、軽く流動させながら観想し、一点に集中しすぎないようにしてください。