衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年03月26日    月曜日     第5開示 合計259開示

身心の問題と仏法の修証

問:円覚経では、一切の衆生が誤って四大を自身の像と認め、六塵の縁影を自心の像とすることを説いています。この謎を解き明かせば仏法の講義は終わりますが、多生多劫にわたる愛憎の種子はどのように除去すればよいのでしょうか。

答:身心の問題が解決しても、仏法の講義はまだ終わりません。唯識の種智に関する問題は極めて多く広範であり、修学が必要です。我見を断ち、さらに明心見性を悟り、唯識の種智を具えて初地に入れば、染汚の種子は徐々に清除されていきます。愛憎の種子が断尽すれば、即ち仏となります。因縁が現前した際に、内心の煩悩習気を清除することが必要であり、そうすることで染汚の種子を断除するのです。

しかしながら、身心の問題が完全徹底的に究竟解決されれば、即ち成仏します。仏法はそもそも身心の問題を解決するためのものであり、身とは内身の色身だけでなく、外身である宇宙器世間の生存環境も含みます。心とは、七つの識のことです。七つの識がすべて識から智へと転じれば、身心の世界は徹底的に脱落転換し、報身仏と化身仏の両方が成就され、世界は純粋な仏国土へと変容するのです。

——生如法師の開示
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