衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年03月26日    月曜日     第4開示 合計258開示

衆生の五蘊活動の理法

問:ロボットには識の種子の流れや八識の住入が無いのに、なぜ行動活動ができるのですか。

答:ロボットの活動は、人為的なプログラム制御の結果であり、電流とプログラムの作用によるものです。実は衆生の五蘊の活動もロボットと同じ理屈であり、ただ衆生自身が覚らず、五蘊の活動を実在と執着しているに過ぎません。

問:人体の根の動作は身識・意識・第七識・第八識が連携して完了します。意識や身識が無く、第七識と第八識だけでは身根の活動を完了できません。しかし前七識は全て頭部にあり、手足などの身根は頭から遠く離れています。つまり前七識は手には存在しないのに、なぜ手は活動できるのですか。

答:一髪を引けば全身が動くように、脳は総指揮部であり、意根が総指揮官です。意根が動くと、命令は脳の中枢神経から発せられ、全身の各神経組織へ迅速に伝導され、全身が動きます。実際には意根が動くと、如来蔵が六識を生じ、六識がさらに動くことで、後続の行為が現れます。ここに示されるのは全て秘密の法であり、如来蔵の総相智・別相智・種智に関わります。これらは各自が参禅によって明らかにすべきものであり、他人が明言することはできません。

——生如法師の開示
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