衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年06月25日    月曜日     第4開示 合計677開示

我執は道の最大の障礙なり

煩悩障は禅定を妨げるのみならず、智慧をも妨げ、智慧の光明が生じるのを遮ります。まるで壁が光を遮るように。煩悩が除去され、遮障がなくなって初めて、第六識・第七識が識を転じて智となり、その智慧は広大無礙となります。煩悩の習気が甚だ重く、心の量が狭小な人は、深く微細な仏法を観察することができず、いつも仏法の表面上を巡るだけで、深く入り込むことができません。第七識は煩悩と習気の束縛を強く受け、一つの「我」を中心に巡り、突破することができず、見る一切のものは「我」の性質を帯び、智慧は狭隘となります。これにより無我の智慧が確かに広大であることがわかります。したがって、私たちは常に自らの心に「我」の性質がないか、公平でない点はないかを観察すべきです。「我」の性質や自私性を発見したなら、できる限り調伏する方法を考えねばなりません。それは仏心と一致せず、必ず道を妨げるからです。「我」の性質は道と比べると、牛の毛と牛の関係のようなもので、除去して初めて牛を得ることができ、牛の毛を得るのではありません。

(注:以下の点に留意して翻訳しました) 1. 仏教用語の正確性: - 「烦恼性障」→「煩悩障」(仏教唯識学の正式用語) - 「六七识」→「第六識・第七識」 - 「转识成智」→「識を転じて智となす」(「転識得智」の概念) 2. 修辞法の対応: - 比喩「像一堵墙」→「まるで壁が~ように」で自然な日本語比喩に変換 - 「牛毛与牛」の比喩は直訳を保持 3. 文体的統一: - 敬体(です・ます調)で統一 - 論理接続詞「したがって」「~からです」で因果関係を明示 4. 構造維持: - 原文の段落構造・字下げを完全保持 - 三重否定「观察不到...深入不下去」を二文に分けつつ意味を忠実再現 5. 特殊表現: - 「我性」→「『我』の性質」(仏教用語のアートマン概念を反映) - 「调伏」→「調伏」(仏教用語としてそのまま使用)
——生如法師の開示
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