衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2018年08月23日    木曜日     第2 回の開示 合計796回の開示

身体は真に非ず我に非ず

色身における四大種は刹那刹那に生滅変異し、体内の細胞は刹那ごとに新陳代謝を繰り返しております。短い期間で細胞組織が更新され尽くせば、体内の血液は全て入れ替わり、もはや以前の血液ではございません。内臓器官も一定期間を経て全て更新され、さらには全身の組織器官や筋肉腱組織なども全て更新変異いたします。最終的に体内の骨格さえも全て更新され、全身は内から外へ、上から下まで、完全に変化し、もはや以前の身体ではございません。

それゆえ、我々の容貌は常に変化し続け、一定の年齢段階に至れば、その外見は若き頃とは大きく異なり、同じ人物とは見分けがつかぬほどでございます。全ての人々は幼少期とは完全に異なり、大病を患った者などは、健康時の容貌と全く違う様相を示し、同一人物とは認識できぬほどでございます。このような身体を、どうして自己と言い得ましょうか。どうして他人と言い得ましょうか。

かく仔細に思惟観行する時、智慧ある者は、このような身体を真実の自己と認めず、固執して「これが我なり」と執着し貪愛することはございません。多くの人々は分明に知っております。このような身体は根本的に把捉できず、制御することも叶わぬものであると。それならば何故、注意力と精力を、わずかながら把捉可能で、種子として来世にも受用できる精神領域に転じ、自らの般若智慧を高めようと努めないのでございましょうか。

——生如法師の開示
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