繁中日語

日常開示

2021年01月11日月曜日第3 回の開示 合計2990回の開示

五蘊はどのように作用しますか

お茶を飲むことを例に説明しましょう。お茶を飲むことは五蘊全体の和合作用の過程であり、色・受・想・行・識の五蘊と六根・六塵・六識の十八界がすべて参与しています。根・塵・識の三者が触れ合い和合して作用しています。その主導者は意根であり、六識と五根・六塵の触・受・想・思の活動を調整する役割を担っています。最も機敏で迅速なのは意根であり、意識は気づかぬ間に物事を成し遂げることが多く、五識は思考がないかのように意根の意図に忠実に従い、意識は時にその意図を捉えきれません。

お茶を飲む全過程も同様です。もしお茶が熱すぎれば、手にこぼれた瞬間に反射的に払いのけてしまい、意識が分別し思惟分析する間もありません。意根が茶碗を持ち上げお茶を飲もうとすれば、根と塵が触れ合って六識を生起させ協働作用し、意根の指令を完遂することで、初めて口にお茶を運べます。具体的な六根の作用や六識の働きは自分で当てはめて観察すべきであり、特に細かい部分こそ自分で心を落ち着けて観察する必要があります。五蘊の概念を明確に理解し、十八界の機能と作用を把握しなければなりません。

——生如法師の開示

夢から無理やり覚まされた後、なぜ頭痛がするのでしょうか

瑜伽師地論巻第十（十二因縁）