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日常開示

2020年12月17日    木曜日     第1 回の開示 合計2915回の開示

阿含口解十二因縁経

(四)原文:十二因縁もまた身の十事を滅断する者は、外は身より内は意に従うが故に。身意の持つと謂う。殺さずと謂うは、また外は口に従い、内は嫉みを断つに従うと謂う。万物一切の意起こらざれば、すなわち瞋恚止む。瞋恚止めばすなわち殺止む。殺止めばすなわち貪欲止む。貪欲止めばすなわち泣止む。外の口と謂うは声なり。声を止むる者は、両舌・悪口・妄言・綺語もまた止み、疑い無くしてすなわち道に入る。これ五陰を還し十二因縁の本を断つと為す。 

釈:十二因縁法を修行して十種の事業をなせば、五陰身を滅尽断除することもできる。外法の色声香味触法は色身に依従して顕れ、内法は心意に随従してあるが故に、色身は心意によって保持摂持されると説く。例えば不殺生は、外は口に現れ、内は嫉妬を断つ意より生ずるとも説ける。万物一切において意が生起しなければ、瞋恚は滅止する。瞋恚が滅すれば殺業も滅し、殺業が滅すれば貪欲も滅し、貪欲が滅すれば涕泣も止む。外法の口より造作するは声なり、声を止めれば両舌・悪口・妄語・綺語も滅止し、内心に疑い無ければ道に入る。これ十種の事業が五陰に帰し、十二因縁の根本を断つと為す。 

原文:人、身を受くるに三つの別あり。第一は五陰盛陰。第二は十八種。第三は十二因縁行。これ三つの事、身を得て三つの別あり。第一の五陰盛陰とは、五陰は身の十事より出ず。眼より色陰と為し、耳より痛痒陰と為し、鼻より思想陰と為し、口より生滅陰と為し、意より識陰と為す。心主の念、これ六事に対し根本と為す。これ五陰地と為す。 

釈:人が生を受けて人身を得るに三種の差別あり。第一は五陰盛陰、第二は十八種類、第三は十二因縁行。これ三つの差別事により所得の色身に三種の差別を生ず。第一の五陰盛陰とは、五陰身は色身より十種の事業を造作し、眼根に造作するは色陰、耳根に造作するは受陰、鼻根に造作するは想陰、口に造作するは生滅陰、意根に造作するは識陰なり。識心は念想を主導し、色声香味触法の六種の事業に対応し、一切法の根本と為す。以上を五陰地と為す。 

原文:第二に十八入十九根。十八種とは、五陰行を盛陰と為し、対有して入と為すは十二入の本なり。六情は十八間と為し、識有るが故に十九根と為す。十八種と謂うは、識生ぜざるが故に十八種と為す。これ盛陰行を説く。十八種を生じ十九根を成す。第三に十二因縁とは、五陰五盛陰を謂う。行求めて十二因縁あればすなわち身有り。これ同身十事、俱にこれを分別するのみ。色より身を得、四陰より名字を得、名色より愛受を得、受より行痴を行じ、行痴すなわち十二因縁を成す。道はまさに断つべし。 

釈:第二の十八類法は十九根に帰入す。十八種の法は五陰身の運行、また盛陰と称す。六根が六塵に対すは十二入の根本、六識心を加えて総計十八界、意根を加えて十九根と為す。十八種の法とは第七識を含まざる十八種を謂い、五盛陰の運行過程において十八種の法と意根第十九の法が共同参与する。 

第三の十二因縁法は、五陰熾盛の運行、十二因縁を追求してすなわち五陰身を有す。五陰身には十種の造作あり、具体的に分類すれば、色陰より色身を得、受想行識の四陰より五陰の名字を得。名色に愛と受を現じ、受より意行と愚痴を現じ、意行と愚痴あればすなわち十二因縁法を成就す。ただ修道のみが十二因縁法を断除し得る。

——生如法師の開示
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