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日常開示

2020年12月15日    火曜日     第1 回の開示 合計2909回の開示

阿含口解十二因縁経

(二)原文:人の生死は内十二因縁より生じ、万物の生死は外十二因縁より生ず。何をか無明と為す。父母を礼せず、白黒を分別せざるを謂う。この因縁より痛みを得て、棄てんと欲せず。今世も後世も信ぜず、已に是の事を作すも、便ち行いに随って作さず。是も亦得ること無し。ここをもって無明有れば即ち行いと為り、已に行い有れば即ち識と為り、已に識有れば即ち名色と為り、已に名色有れば即ち六入と為り、已に六入有れば即ち栽と為り、已に栽有れば即ち痛みと為り、已に痛み有れば即ち愛と為り、已に愛有れば即ち受と為り、已に受有れば即ち有と為り、已に有有れば即ち生と為り、已に生有れば即ち老死と為る。 

釈:人の生死は内十二因縁より生じ、万物の生滅は外十二因縁より生ず。何が無明か。父母を敬わず、是非善悪を弁えず、この無明の因縁より執着が生じ、更にこれを捨て去ることができず、現世の因が来世の果を生むことを信じず、既に始めた善行を無明故に続けようとせず、故に善果を得られない。ここに無明あれば即ち心の行いが生じ、心の行いあれば六識が生じ、六識あれば未来の名色が生じ、名色あれば六入が生じ、六入あれば触が生じ、触あれば受が生じ、受あれば愛が生じ、愛あれば執取が生じ、執取あれば来世の有が生じ、有あれば生が生じ、生あれば老死が生ず。

原文:故に人は生を受けて十二因縁を執取し、十二因縁を得て生ず。因縁無くば亦生ぜず。万物もまた然り。十二因縁を断たずんば生死を脱せず。三十七品の経を行うは、これより道を得んが為なり。十二因縁に五つの事有り。一は無明、二は生死の精進行、是れ前世の因縁、三は識、識より身を受けて生ず、四は名色、色身また五陰と成る、是れ今世の因縁、五は六衰、また生死の精進行を種栽す、是れ後世の因縁。前後三世転じて相因縁なる故に、五つの事有りと為す。 

釈:故に人は生を受けて十二因縁を執着し、十二因縁の法あるが故に人も生ずる。因縁無くば人も生ぜず、万物も生ぜず。もし十二因縁を断たずんば生死輪廻を脱することができず、三十七道品を修行するは正覚を得て生死を脱する為なり。十二因縁は五種に分かる。一は無明、二は生死を行く心の働き、この二者は前世の因縁にして、来世を継続して生ぜしむ、故に今世の五陰生死有り。三は六識、六識の業行の種子より色身が生じ、四は名色、色身をして五陰の機能を拡張せしむ、これは今世の五陰身存在の因縁。五は六入、精進して業行の種子を造作し、後世の色身生起の因縁。十二因縁は前後三世を流転する生死の因縁にして、この五種に要約される。

——生如法師の開示
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