衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2020年11月16日    月曜日     第3 回の開示 合計2795回の開示

念力の作用

なぜ禅定に優れた人は、意念だけで人の病気を治せるのでしょうか。それは直接第八識と第八識の交流によるものですか。意念力の核心は主に意根の念力にあり、次に意識の念力も関与します。意根の念力が強く、心力が大きく、意志が堅固であれば、第八識が協調して意根の念力に従い、意根が思うこと・願うことを実現させます。意根の念力を強大にするには、必ず禅定を修め、意根のエネルギーを完全に一処に集中させねばなりません。そうすればその作用力が増大し、第八識をしてその心に随順させ、願いを成就させるのです。

もし人を殺す意念を起こせば、実際に人を殺すことも可能で、意念による殺生は殺罪の業となり悪報を招きます。人を救う意念を起こせば、実際に人を蘇生させ、善業として善報をもたらします。人を変える意念を起こせば、実際に人を変化させ、業報が生じます。心念力が極めて強大な人には決して逆らわず、可能な限り随順すべきです。もし敵対すれば、相手が瞳を動かすことなく、あなたが災難に遭い、その原因さえ分からなくなります。このような人は一をもって万・十万に匹敵し、ひとつの軍隊の力に相当します。心念力の強大化は、第一に福徳によるもの、第二に禅定力によるもの、第三に慧力によるものです。修行とは自己を主体とし、仏菩薩を補助とし、自らの力を信じ、依存心を次第に減らすことで、徐々に強大になっていくのです。

——生如法師の開示
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