問:座禅や歩きながら仏法を思索している時、突然外から大きな音や物音がして邪魔されると、どうしてあれほど苦しいのでしょうか。胸騒ぎがして動悸が速くなり、時には全身に鳥肌が立ち、非常に恐れを感じるような気がするのですが。
答:禅定に入って心が非常に静かで集中し、外縁に心を奪われていない状態で、突然大きな音がすると、心理的な準備がないため驚きを覚えます。故に座禅を行う際は人に邪魔されない場所と時間を選び、驚きを避けるべきです。驚きは容易に問題を引き起こします。これは直接意根が驚いたためで、意根は色身を制御していますから、色身に異常反応が現れます。過度の異常は色身に障害を生じさせ、精神的混乱も招きます。もし意識だけが驚いた場合は問題ありません。意識は色身を制御できず、ただ意識だけが驚いたということは、禅定が浅いか、あるいは禅定に入っていないことを示しています。
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