繁中日語

日常開示

2020年06月24日水曜日第3 回の開示 合計2424回の開示

ブラックボックスは舞台であります

全ての移り変わる境界の中で、実は私たちの心は一度も動いたことがなく、どこへも行かず、永遠に黒匣子の中にあって、様々な境界の往来と予測不能な変化を見守りながら、際限のない対応を続けています。アニメや映像の画面のように、景色や人物の動きは存在せず、無数の静止画が高速に投影されているに過ぎません。同様に黒匣子中の心識と境界も動きも静止もなく、ただ種々の画像が速やかに閃光のように現れているだけです。その監督は意根であり、プロデューサーは如来蔵、六識は役者と観客です。故に私たちが観ているものは全てアニメであり、演劇であって、真実と呼べるものはありません。その観察する五蘊の行為も監督によって演出されたもので、監督が六識をどうするかで決まり、そして監督さえも自らの意志でなく、せいぜい芝居の頭領に過ぎず、劇が終わり曲が尽きればやがて舞台から退くのです。

——生如法師の開示

未到地定を得るにはどうすればよいでしょうか。

如何にして真を見、妄を去り、無明を破るか