衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2020年06月22日    月曜日     第2 回の開示 合計2418回の開示

意識の我見を如何にして断ずるか?

五蘊十八界の無我を観察するには、主に意識の無我を観察する必要があります。意識の境界は多岐にわたり、粗いものも細かいものもあり、清浄なものも不清浄なものもあり、空なるものも空ならざるものもあります。意識を観察するには、様々な意識境界が生滅無常で苦空無我であることを体得しなければなりません。意識には様々な境界相があります。例えば種々の煩悩相、種々の清浄相、種々の空相、種々の知相、種々の了別相、言語文字ある相と言語文字なき相、音声ある相と音声なき相、寂静相と喧騒相などです。これらの相と境界は全て生滅無常の変異法であり、我ではなく、全て空なのです。

心を静めて一念も生じない時、これが意識の寂静相です。その虚妄性を見抜き、これを実体ある我や法身や如来と認めなければ、この時の意識我見を断じます。しかし他にも意識我見が残っています。前念が生じず後念がまだ来ていない中間の空隙は、一見清浄に見えますが、実質は依然として意識境界です。これを見破って初めて、意識の我見を断じることができるのです。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

慢心は道の最大の障り

次の記事 次の記事

真帯質境と無質独影境

ページのトップへ戻る