衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2020年02月28日    金曜日     第5 回の開示 合計2171回の開示

縁起性空の真髄

縁起性空は小乗法の空の角度から如来蔵によって生じられた一切の世俗法を観察するものであり、大乗如来蔵の角度から観察するものではありません。世俗における一切法は因縁によって起き、形質は空であり、生滅的、敗坏的、不久長、不可得、抓不住である。これは小乗法の角度から世俗法の性質を観察するものであり、因は一切法を発起する源起源頭であり、また以前に造業した業種と言える、善悪無記の三種業を含みます。縁は業種を促し、助発し現行為果報の人事物環境であり、因縁具足すれば業果は実現します。第七識のみは因縁なく存在するものであり、実際第七識の存在にも因がある、即ち第七識の一念無明であり、この一念無明が滅すれば、第七識は滅去存在しません。第七識の存在には縁なく、無始劫以前から存在し、生起の助縁が見つからないため、第七識は始まりなく、無明始まりなく故に無始無明と呼ばれます。

一切法は縁起性空である故、因も性空生滅的、縁も性空生滅的であるため、因縁滅去すれば一切法も滅します。ここには大乗如来蔵法涉及せず、如来蔵が生じられた一切法涉及せず故に小乗の空法と呼ばれます。如来蔵涉及せずなら、一切法空は根本点に落ちず、一切法は有であるように縁起性空となります。実際一切法を大乗如来蔵角度から観察すれば、全て如来蔵であり、実質的一切法なく、一切法不生故滅もなく、如来蔵の変相である故、何生何滅があるでしょうか?全て如来蔵之外に出ません。

小乗の空は敗毀の空であり、大乗如来蔵の空性は不生不滅の空性心である、二者本质異なり、混为一談不可。縁起性空は小乗法の那种空無であり、大乗如来蔵法の修行内涵涉及せず故縁起性空は不究竟であり、一切世间法の究竟義何である、本质何であるを悟する必要があります。

阿罗汉果と辟支佛果を証得した後、大乗法に転入し如来蔵法を修習し、如来蔵証悟後、逐步に五蕴世间法を観行すれば、五蕴と如来蔵の関係を知り、五蕴の出生と滅亡の真相、如来蔵の体性徹底搞通、五蕴世间の実質、無明滅尽すれば仏成できます。五蕴世间縁起性空のみ悟得すれば、小乗方面的空証得のみであり、仏成できません。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

意識の体外離脱現象(二)

次の記事 次の記事

《楞厳経》において説かれる身根と触塵の虚妄

ページのトップへ戻る