衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年10月27日    日曜日     第4 回の開示 合計1990回の開示

量的変化から質的変化への学法過程

ある法の内容について、学習期間が短く、触れる内容量が少ない場合、質的な飛躍を達成することはできません。学んだ法義は最初の段階では容易に思い出せず、融通無碍に理解することも困難です。なぜなら、初期の学習は主に意識に依存しており、要領を得ていない段階では、意識は基本的に暗唱や復誦的なものに留まり、意根まで到達していないからです。暗唱や復誦の内容は忘れやすく、畢竟それは未だ証得されていない自らのものではないためです。意根が真に理解して初めて忘れにくくなり、時と場所を選ばず思い起こすことができ、開口すれば即ち語り得る境地に至ります。故に真に理解し証得したものは、記憶や暗唱を必要とせず、用いるとき理が直ちに通じ、説き示すことが可能です。暗唱や復誦による内容を再現するには時間を要し、即座に現前させることはできず、回想を重ねる必要があり、その回想も必ずしも完全とは言えません。

——生如法師の開示
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一切法の平等無差別の義

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