衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2025年05月22日    木曜日     第1 回の開示 合計4391回の開示

仏説優婆塞五戒相経講解

第一節 殺戒第一

(六)原文:復た無煙の火坑を作りて殺す者あり。核殺弶殺。阱を作りて殺し、触殺し、毘陀羅殺し、堕胎殺し、腹を按じて殺し、火中水中に推し込み、坑中に推し落として殺す。若し遣わして道中に死せしめ、乃ち胎中に初めて二根、身根と命根を受くるに於て、方便を起こして殺す。

釈:更に他の殺人方法として、煙の出ない火坑を設置する殺害法、核殺、小動物捕獲器具による殺害、罠を用いた殺害、殺虫剤による殺害、呪文による殺害、堕胎による殺害、妊婦の腹部を圧迫する殺害、火中や水中に突き落とす殺害、穴に落として殺す方法、或いは人を派遣して道中で殺害させる方法、さらには母胎内で身根(受精卵)と命根(意根)が形成され始めた段階で、様々な方便を用いて殺害する場合が挙げられる。

原文:無煙火坑殺の者とは、若し優婆塞が此の人が此の道より来たるを知り、中に先ず無煙の火坑を作り、沙土を以て上を覆い、若し口説くに『此の人は此の道より来たる故、我此の坑を作る』と。若し此の人此の因縁にて死せば、是れ悔い難き罪を犯す。若し即時に死せず、後に此の因縁にて死せば、同じく悔い難き罪を犯す。若し即時に死せず、後に此の因縁によらず死なざれば、是れ中罪悔い可きなり。

釈:無煙火坑による殺害事例とは、優婆塞が被害者が特定の通路を通ることを予め承知し、その途中に煙の出ない火坑を仕掛け、砂土で偽装した場合を指す。口上において「此の者が此の道を通る故に、我此の罠を設けた」と明言する。対象者がこの罠により即死した場合、不悔罪(不可悔罪)に該当する。即死せず後日死亡した場合も同罪となる。即死せず、かつ後日その影響で死亡しなかった場合は中悔罪(中罪可悔)となる。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

仏説優婆塞五戒相経講義

次の記事 次の記事

仏説優婆塞五戒相経講義

ページのトップへ戻る