衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2023年05月15日    月曜日     第1 回の開示 合計3937回の開示

いかにして自らの思惟を正しく用いることができるか

問:人が死ぬ時、体内の衆生は全て離れるのでしょうか?死後、身体の中にまだ衆生は存在するのか、特に無形の衆生はいるのでしょうか?

答:この問題を解決するにはまず、衆生が他人の身体に宿る目的は何か、他人の身体を利用して何を達成しようとしているのかを理解する必要があります。次に、人が死んだ後、身体がどうなるか、それが衆生にとってまだ有用かどうかを考察します。このような思考の順序で全てを明らかにすれば、人が死後も身体に様々な衆生が存在するかどうかが理解できるでしょう。

我々はあらゆる問題に対して明確な思考経路を持たねばなりません。論理性を備えた思考は、単に問題を解決するだけでなく、その過程自体が問題解決をはるかに超越していなければなりません。思考に論理性がなく筋道が立たない場合、一つの問題は解決できても他の問題は解決できず、常に他人を頼ることになります。しかし他人を頼るより自分を頼る方が根本的です。もし自身の思考に論理性がなく常に不明瞭であるならば、なぜそのような状態なのか、思考力が不十分な原因は何かを分析し、その原因を解決する方法を見出さねばなりません。そうすることで、重要な問題や基礎的な問題を含む多くの課題を解決できる強力な思考力を獲得できるのです。

——生如法師の開示
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